宝塚記念は3つの観点から検討します
宝塚記念はなかなかの混戦模様ですね。私は基本的に単勝+複勝の1点勝負なので、これだけのメンバーが揃うと一頭を選ぶのにかなり苦労します。時々考えすぎて頭痛がすることもありますね(笑)まぁせっかくのG1なのであまり気を張らず楽しみたいと思います。
まずは出走馬を路線別に見てみます。天皇賞、海外のドバイと香港、その他の国内重賞からは鳴尾記念、目黒記念、大阪杯となりバリエーションは様々です。どのレースのレベルが高かったかを判断することがひとつのポイントになりそうです。
また前走大敗した馬はいない為、どの馬もある程度の力は出し切っていたとみてよいでしょう。逆に言えばそれだけ各馬の消耗があったと見ることができます。
ですから①どのレースのレベルが高かったか②どのレースの消耗が激しかったか、これらを見極め、③そこに各馬の地力を加味して3つの観点から結論を出したいと思います。
今考えていることは、武豊騎手に精密機器のようなペースで逃げ切られた天皇賞のレベルはどうだったのか?昨年のトップホースであるドゥラメンテ、ラブリーデイら海外組みの疲れはどうか?アンビシャスやマリアライト、ステファノスら国内重賞から宝塚記念を一本に目指してきた馬達の力はどうなのか?です。また考察していきます。
古馬勢は一体なんなの?函館スプリントステークス振り返り
土日を振り返ります。函館スプリントステークスは考察どおりG1好走組は馬券になりませんでした。ユニコーンステークスも見立てどおり人気どころの決着でしたね。はい、馬券は外しましたが(苦笑)
まず函館スプリントステークス 3歳馬同士の決着でした。3歳馬の勝利は過去10年見ても1番人気のグランプリエンゼルの勝ちのみで、紐には3歳勢がよく絡んでいましたが頭では狙いにくかったですね。
また前半のペースは33.4でレコード決着。後ろからいった馬達はまったく勝負になりませんでした。勝ったソルヴェイグは前走桜花賞17着、僅差2着のシュウジはNHKマイルカップ11着。3歳G1にはほぼ出走しただけで話にならない戦績です。古馬勢はあまりにも情け無い結果でした。
次にユニコーンステークスはストロングバローズのルメール騎手が直線で追い出しを我慢させ、振り返ってゴールドドリームの位置を確認してからゴーサインを出したことが印象的でした。あの瞬間は勝ったなと思いましたが、それでも差されてしまうあたりは彼の勝負弱さを感じました。ルメール騎手は平場の複勝圏は割と信頼できるのですけど、重賞の頭は微妙です。ノンコノユメ、メジャーエンブレムで痛い目にあっていたことすっかり忘れていました。
函館スプリントステークスの狙い目
函館スプリントステークスは過去10年で一番人気は3勝ですが、四年前に7月から6月へと開催日が移ってからは4、8、6、2番人気が勝利しています。
また圧倒的1番人気のG1馬、もしくは後にG1を勝つことになる馬がここではあっさりと負けています。それぞれの年の1番人気はコパノリチャード、ストレイトガール、ドリームバレンチノ、ロードカナロアといずれも素晴らしいトップスプリンター達です。
彼らの敗因を考えてみます。彼らの共通点はG1をわずかに勝てず好走した後に、ここに出てきていることです。おそらく出来はG1をピークに作られていた為に本調子でなく、賞金獲得を目的に出走したが、格下の相手に足元をすくわれたではないかと考えられます。
一方で7月開催だった頃はカレンチャン、キンシャサノキセキ、シーイズトウショウらのトップスプリンターがきちんと人気に応えて勝っています。これはこのレースが9月のスプリンターズステークスに向けた有力馬の始動戦の位置付けだったからと考えられます。
つまりG1級の実力馬含め、前走G1に出走していた馬、特に好走した馬は軽視し、ここを目標に仕上げてきた重賞やG1ではちょっと足りない馬を狙うべきでしょう。